先日ミックスをしていたときのことです。

ある音源の、ある楽器の、ある音程だけ、なんと左に寄った音が鳴るんです。

決して安い音源ではないんですが、まるで事故にあったかのような、そんなミスが音源に含まれていました。

最初は気づいていなかったんですが、ある方のご指摘で気づき、びっくりしました。

 

そういったことは決して珍しいことではないようで、いくら高い音源でもこのような事故はありうるという話でした。

また、事故とは言えないまでも、ピアノ音源の中には、高い音は右から、低い音は左から聞こえるように細工したものもあります。

鍵盤の配置をイメージした細工なのでしょうが、普通ホールでもどこでも演奏を聞いている人は、ピアノの前に座って聞くことはありませんよね。

なので、こういった細工は非常に邪魔なわけです。ホールで聞けばある一点の方向からピアノの音は聞こえてくるはずです。

 

なので、こういう事故や不必要な細工を自分の曲から排除するために、楽器の音をモノラルにして、それからパン振りをするという技法があります。

それをする点で、上にある画像の、FLUX:の「Stereo Tool」というフリープラグインが役に立ちます。

 

画像のように、「Width」を左に振り切ると、縦に一本線が現れます。これが、モノラルに変わったしるしです。

これで、いきなりある音だけあさっての方向から聞こえることは防げます。

また、左に振り切って不自然に聞こえたりすれば、少しだけ右に寄せることもあります。

ストリングスアンサンブルのような、全体にワイドに聞かせたければ、「Width」を右寄りにすれば、下の画像のように、横に広げることもできます。

 

フリーですので、ぜひ使って質の良いミックスに役立てていただければと思います。

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